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ゲームレビュー : RAGE

○RAGE○
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・機種  :PS3/Xbox360(XboxONE下位互換対応)
・ジャンル:FPS
・メーカー:id
・発売日 :2011/10/6
・備考:日本語吹替
○オススメ度:★★★☆☆
○難易度  :★★☆☆☆

アフターマスな荒廃した世界を舞台に、改造バギーを乗り回し、
ギャングやミュータントと銃撃戦を繰り広げる……。
と聞くと、思わず「またかよ!!」とツッコミたくなる世界観ですが、
そんなアフターマスな世界で大暴れ出来るFPSをご紹介。

なお、本作はXboxONEの下位互換機能に対応しています。


○どんなゲーム?
文明が滅び荒廃した地球を舞台に、激しい銃撃戦やカーアクションが楽しめる、
セミオープンワールドタイプのFPSです。オープンとリニアの丁度中間くらい。
PS3/Xbox360世代としてはトップクラスと言える美しいグラフィックや、
快適な操作性によるスピーディなアクションが魅力的です。

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○ストーリー
巨大隕石の衝突によって文明が滅びた地球。
かつて人類は、滅亡を逃れるため、地下に方舟を建造した。
未来への希望を託された少数の人々が方舟に乗り込み、
文明再建のため、眠りについたのだ。
幾年の後、ある方舟から、一人の男が目覚める。
目覚めた彼が目にしたものは、荒廃した地球と、
そこで過酷な暮らしを続ける人々、そして謎の政府だった。
政府により追われる身となった彼は、生き残るため、
そして未来と希望を取り戻すため、戦い始める。……というストーリー。

↓個性的なキャラクターも多数登場します。
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地球が荒廃した原因が核兵器じゃなくて隕石、というのは、ある意味珍しいかも。
とはいえ、描かれる世界観は実にマッドマックスなので、そこはいつも通り笑。
ストーリー自体はさほど驚きや新鮮さがあるわけではなく、
登場するミッションもお使いが殆どなので、いまいちパッとしません。
オマケ程度に考えておいた方が良いかもしれませんね。

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○ゲームモード
メインとなる一人用のシングルキャンペーンの他、
協力プレイが可能な単発ミッション挑戦モード、
さらに改造マシンでレース等が出来るマルチプレイを搭載。

・キャンペーン
本作のメインとなる、いわゆるストーリーモード。
セミオープンワールドで構成された荒廃した地球を舞台に、
様々なミッションに挑戦していくことになります。
ワールドにはいくつかの街が存在しており、
アイテムを売買して装備を整えたり、車を改造したり、
掲示板でミッションを請け負って盗賊討伐に出たり、
あるいはガラクタを収集してアイテムを作成したり、
と、半RPG的な要素も用意されているのが特徴。

↓荒廃した世界で生き抜こう
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・マルチ対戦
本作のオンライン対戦は、他のFPSとは一味違っており、
なんと、プレイヤー同士の銃撃戦ではなく、改造マシンで戦う、
「カーバトル」となっています。単純なレースの他、
マリオカート的な潰しあいバトルゲームが楽しめます。

・協力プレイ
本作は強力プレイも可能ですが、専用の単発ミッション限定となります。
ミッション自体はそんなに長くないので、正直、オマケ程度ではりますが、
オンラインでもオフライン画面分割でもプレイ可能なので、
相手がいれば挑戦してみてもいいかも。

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○システム
一般的な一本道FPSとは異なり、比較的自由度のあるゲームシステムになっています。
とはいっても、例えば同じアフターマス系の「フォールアウト3」等とは全く異なり、
あそこまでの自由度はありません。まさに「セミ」オープンワールド、ですね。

・セミオープンワールド
本作の世界はかなり広大で、その広大な荒野を改造マシンを使って探索します。
一方、ロケーション自体はさほど多くはなく、殆どがメインミッションで訪れる場所ばかりで、
寄り道的な要素はあまりありません。サイドミッションも少なめです。
フォールアウト3や4のような、ガチのオープンワールドを期待すると、
結構肩透かしを食らうと思います。
とはいえ、一本道のFPSに比べれば、自由度は遥かに高いですし、
荒野を改造マシンで走り回り、敵のマシンをドつきまわすのは、
スピード感もあってなかなか楽しい仕上がりになっています。
一方、この手のゲームでは必須といってもいいマップ機能が、
本作には搭載されておらず、あっても画面端のレーダーのみ。
入り組んだ地形と似たような景色が多い本作では、
マップが無いので非常に道に迷いやすく、人によっては、
街の中ですら迷子になるかもしれません。マップくらい付けてくれよ……。

↓広大な世界を改造マシンで駆け巡ろう
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↓ミニゲームとして本格的なカードゲームも登場します
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・ロケーション
登場するロケーションはどこも荒廃しており、まさにアフターマス。
美しいグラフィックのおかげで、廃墟と化した高層ビル群から、
ミュータントの巣窟となった集落、そして人間の暮らすガラクタ街まで、
混沌とした世界が実に良く描かれています。
一方、どこもかしこも荒廃しており灰色とか茶色系の色ばかりなので、
バリエーション的には似たり寄ったりの場所が多いかもしれません。
場所ごとの個性にも乏しく、探索の楽しさはあまりないかも。

↓荒廃した世界で、荒廃した人々に立ち向かえ
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・ガンアクションとエネミー
本作はFPSであり、当然銃撃戦も登場しますが、そのスピード感はかなりのもの。
例えば、ミュータント等は素早く距離を詰めて接近戦を挑んでくるので、
近づかせないような立ち回りと近接戦対応力が必要となりますし、
人間タイプは仲間と連携しながら攻撃を仕掛けてくるので、
裏をかかれないように慎重に倒していく必要があります。
敵のAIはかなり優秀で、ミュータントなら突進中にフェイントをかけてきたり、
人間タイプなら、何人か倒すと「もういい、無駄死にするな!!」と言いながら、
戦線を後退させたり、かと思えばグレネードで奇襲してきたり、
動きが非常に人間臭く、リアリティがあります。

・頑丈すぎる敵
一方、人間タイプの敵は非常に頑丈かつなかなかひるまない上に、
主人公の持つアサルトライフル等の連射武器の威力が低すぎるせいで、
一体倒すのにマガジン1本のうち8割ぐらいを全命中させる必要があり、、
終盤になるにつれて段々ストレスと苛立ちが募ることになります。
しかも、あくまでそれは全弾命中させればの話であって、
頑丈でひるみにくい上にちょこまか動き続ける敵を攻撃すれば、
当然弾が外れることも多くなります。そうなると、
マガジン一本まるまる使っても兵士一人倒しきれない、
などというふざけた状況も頻発します。これはひどすぎる。
ここまでアサルトライフルが産廃状態のゲームも珍しいです笑
また、スナイパーライフルのヘッドショットも、一発だとヘルメットが外れるだけで、
倒すにはさらにもう一発ヘッドショットを命中させなければなりません。
いくらなんでもこれはやりすぎだと思いました。
「ヘッドショット」の面白さが完全に潰されてます。
この「敵の頑丈さ」のせいで、本作がもたらすスピーディな戦闘や、
爽快感のある銃撃戦が、完全に殺されていると感じました。
このバランス調整を行った開発スタッフはもしかすると、
本作とプレイヤーに対して何か恨みを持っていたんではないか、
と思えるくらいには酷いです笑。

↓凶悪なミュータントの群れや暴力的な盗賊が登場
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・装備の強化要素
本作には、ガラクタを使ったアイテム作成システムや、
武器の強化アイテムを購入してのアップグレード機能等が搭載されています。
半RPG的なこれらの要素は、サバイバル感の演出にも一役かっています。
一方、全体的にどの要素も「中途半端」であり、ボリューム的にも、
必要性的にも結構微妙。例えばアイテム作成は、別に作成しなくても、
拾えるアイテムだけで十分なんとかなりますし、武器アップグレードは、
ひっそりと店頭に並んでいるので、気が付かない場合は一度も購入せず、
そのままエンディングまで進んでしまう可能性があります。
この辺はもう少しボリュームを持たせてアピールが欲しかったところ。

↓様々な道具を作成できます。無くても困らなかったりしますが。
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・改造マシンとカーアクション
本作にはマッドマックスよろしく、凶悪な改造マシンが登場し、
探索時の足としてはもちろんのこと、レースやコンバットバトルも楽しめます。
マシンにはミニガンやロケットランチャー、体当たり用スパイク等を搭載可能。
専用のレース要素もかなり充実しており、タイムアタック、レース、
コンバットバトル等、さまざまなステージが用意されています。
オマケ要素としては充実しすぎているようにも思えるので、
ある意味本作のメインコンテンツの一角、といえそうです。
ただ、これも全体的なボリューム自体はそこまで多くなく、
メインとして据えるにはコンテンツが不足している感があります。
個性的な要素だとは思うのですが……。

↓レースバトルやコンバットバトルが楽しめます。
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○グラフィック
PS3/Xbox360世代のゲームとしては、トップクラスの美しいグラフィックです。
実は、後に同じメーカーから発売された「ウルフェンシュタイン:ザ・ニューオーダー
と同じゲームエンジンが使用されてたりします。綺麗なのも納得ですね。
テクスチャとかをよく見ると、結構ジャギジャギなのですが、
陰影のコントラストやライティングが非常に綺麗なので、
通常のゲームプレイで眺める分にはとても美しく見えます。
質感的にはフォトリアルとトゥーンレンダリングの中間くらいで、
粗の部分が「うまく誤魔化されている」という感じですね。
難点があるとすれば「アンリアルエンジン3」系のゲームと同様、
テクスチャの読み込み遅延が頻繁に発生する、ということでしょうか。
全体的にぼやけた画面が数秒続くことになるので、興ざめしがち。

↓近未来的な施設も登場。非常に綺麗です。
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○サウンド
劇中のボイスは全て日本語吹き替えとなっています。
ゼニアジのゲームなので、翻訳の質は胡散臭いですが、
通常のゲームプレイでは全く問題なく、快適に遊べます。
BGMとかはあんまり印象に残ってません……笑。


○その他
アフターマスな世界を典型的に描いたFPSで、世界観の新鮮さはありませんが、
ゲームとしての全体的な質は高く、コンパクトにまとまった佳作といえそうです。
一方で各要素がコンパクトになりすぎて、ボリューム不足に感じる部分も。
別に使わなくても問題なくクリア出来るような要素がゴロゴロしており、
必要性のアピールやバランス調整に失敗しているようにも見受けられます。

一方、「id」の手掛けるゲームではお馴染みのグロ満載の荒廃した世界や、
スピード感の高い銃撃戦やカーアクションは非常に楽しく、
後に同社が手掛けた「ウルフェンシュタイン:ザ・ニューオーダー」や
リブート版の「DOOM」等に通じる部分も感じられます。
問題は、終盤になるにつれて敵がおそろしく頑丈になってしまい、
射撃の爽快感が完全に失われてしまっている、という点。
兵士一体倒すのにアサルトライフルのマガジン一本まるまる必要、
とかさすがにここまでバランスが悪くてストレス溜まるゲームも珍しいです。
グラフィックの美しさも同世代ソフトに比べれば抜きんでていますし、
色んな要素が混在していて面白いとは思うのですが、
「頑丈すぎる敵」の存在があらゆる物を台無しにしています。

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・良点ポイント
 →美しいグラフィック
 →スピード感のあるアクション
 →そこそこの自由度

・悪点ポイント
 →頑丈すぎる敵+弱すぎる連射武器=最悪のストレス
 →マップ機能が無く、似たような景色ばかりで迷いやすい
 →全体的に各種システムが中途半端
 →テクスチャ読み込み遅延の頻発

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○目安評価
 □オススメ度:★★★☆☆
  万人受けするゲームではなく、名作でもないですが、
  アクション性の高い佳作FPSとして安定の完成度。
  しかし、頑丈すぎる敵が全ての要素を台無しに。

 □難易度  :★★☆☆☆
  難度はそこまで高くありませんので、
  FPS初心者でも割とすんなり遊べるかも。
  頑丈すぎる敵のストレスは半端ないですが。

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