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ゲームレビュー : 俺達の世界わ終っている。


●俺達の世界わ終っている。●

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・機種  :PSvita
・ジャンル:ADV
・メーカー:RED ENTERTAINMENT
・発売日 :2017/11/9
・備考:-
○オススメ度:★★★★★
○難易度  :★☆☆☆☆

一癖も二癖もある個性的なメンバーが集うゲーム開発会社で巻き起こる、
波乱万丈で奇想天外な大事件を描く読み物ゲーム。
ノリの良い軽快なストーリーと、意表をつく怒涛の展開で、
笑って泣いて、そして熱くなれる、そんな良作ADV。




〇どんなゲーム?〇
東京の浅草にあるゲーム開発会社を舞台にした、読み物ゲームです。
実在の街を舞台にしており、虚実混合の世界が展開される、という点で、
シュタインズゲートやカオスチャイルド等にも通じる部分があるかも。
実際結構似ている部分も多いです。……が、ノリは真逆。
とにかく終始軽快で悪ノリ全開な上、下ネタ上等でギャグ満載。
明るくおバカな雰囲気の中にシリアスな要素もあって、
まるで出来の良いライトノベルを読んでいるかのような気分になれます。

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↓PV


↓OP






〇ストーリー〇
主人公の「午前零時」は、東京の大学に通う普通の大学生。
浅草に事務所をかまえる弱小ゲーム会社「ジャッジメント7」のアルバイトでもある。
一癖も二癖もある会社のメンバーに翻弄されながら、慌ただしい毎日を送っていた。
ある日、新作VRゲームのデモンストレーションを行っていた面々は、
人が一切いない奇妙な浅草の世界に閉じ込められてしまう。
浅草からの脱出を試みる彼らの前に現れる、過去のゲームキャラ達。
女性を粘液だらけにしたがる怪物、下ネタ全開のエロエルフ、
ショタコン殺しの美少年、殺戮大好きなクマ型ロボット……。
ひたすらに残念で終わっているその奇妙な世界の謎を追ううちに、
やがて彼らは波乱万丈な大事件へと巻き込まれることになる……。
というお話。

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現実の街が舞台となっており、巨大な陰謀が姿をチラつかせる、
という点ではシュタインズゲートやカオスチャイルド等に似ています。
が、上述のアホなゲームキャラ達の紹介からも分かる通り、
全体的なノリは非常にコミカルでバカバカしくギャグ要素満載です。
登場人物達もノリが良く無駄に個性的でハイテンション。

一方で、シリアスな場面ではしっかりとシリアス。
特に「奇妙な世界」の真相に迫る陰謀と、その犠牲者については、
とても切なく、苦しく、思わず涙を誘う展開が待ち受けていました。

そして、本作の魅力は、そんな真面目でシリアスで時に鬱になりそうな展開を、
キャラクター達がノリとアイデアでズバズバッと乗り越えていく、という点。
こうした展開は、独特の爽快感と気持ちよさがありました。
全体的に下ネタが多いので文章の好みはやや分かれるかもですが、
会話主体で読みやすく、手軽に楽しめると思います。

シナリオは基本的に一本道ですが、最後で各キャラ別のエンドもあります。
また、トゥルーエンドに辿りつくにはちょっと苦労するかもしれません。
物語は結構長くてボリュームは十分ですが、終盤以外は共通なので、
周回プレイは大半がスキップ前提となるのが悲しいところ。
また、一応全部で4人のヒロインと2人の男性キャラエンドがありますが、
物語の展開的には「結城七罪」の登場頻度が高く、役割も重要なので、
実質的なメインヒロインは七罪ということになりそうな気もします。
分岐の無い小説であれば、まちがいなくヒロインは七罪ですね。
個人的にはアサノさんが好きなんですが、彼女は出番も少なく、
七罪に比べると、全体通して扱いがちょっと雑でした笑





〇キャラクター〇
読み物ゲームはキャラが命、ということで、主要キャラをご紹介。
どいつもこいつも変人揃いですが、魅力的なキャラばかり。

・午前零時
本作の主人公。午前零時というのはクリエイターネーム。
東京の大学に通うごくごく普通の大学生。
弱小ゲーム開発会社「ジャッジメント7」のアルバイトディレクター。
平凡であるがゆえに、会社の個性的すぎるメンバーに対して、
ひたすらツッコミ役&イジられ役となっている。
やたらと美少女に絡まれたりラッキースケベに遭遇することから、
女性陣からは「ラノベ男」として恐れられることも。

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・早瀬ユウノ
主人公と同じくジャッジメント7のアルバイトをしている高校生。
水色のショートボブという髪型に天然キャラを装備した美少女。
言動は少し子供っぽいところがあるものの、意外と勘が鋭く、
物事の本質を言い当てることもしばしば。そんな彼女には、
実はとある過去があり……。

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・早瀬アサノ
ユウノの姉にしてジャッジメント7のサウンド担当クリエイター。
やたらと機械を壊すクセがあったり、すぐ腕力でなんとかしようとしたり、
美少年を見るとデレデレしまくって周りが見えなくなったり、
壮絶すぎる音痴で聞いた者が卒倒するレベルだったり、と、
とにかくひたすらに残念な要素てんこ盛りな「残念美人」。
一方で、妹であるユウノのことを何よりも大切にしている優しい面も。
ユウノの過去を知る人物であり、アサノ自身もその過去に捕らわれている。

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・結城七罪
独自の世界観で物事を判断するジャッジメント7のグラフィック担当。
ひねくれ者で寂しがり屋で中二をこじらせている混沌とした美女。
主人公に対しての当たりも強く、これでもかと皮肉をぶつけてくる。
一方で、ジャッジメント7という居場所に強いこだわりを持っており、
ゲーム制作への信念も人一倍強い。

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・タチアナ
弱冠13歳にして天才的な頭脳を持つロシア人の美少女。
プログラミング技術も相当なもので、ジャッジメント7の開発を手伝う。
……のだが、頭以外の要素は見た目も性格もことごとく幼稚。
「うんこ」という言葉が大好きで、劇中でも連発することに。
……というか、そんな単語を連発するヒロインなんて今まで見たことない。

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・イルカ二号
ジャッジメント7のシナリオ担当兼プランナー。
独自のセンスに基づく奇抜なファッションに身を包んだ巨漢。
七罪以上に中二病をこじらせており、日常会話も奇想天外。
声優さんの熱演もあり、無駄に奇声を放つその存在感は圧倒的。
相棒でもある尾張世界とは学生時代からの親友でもある。

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・尾張世界
ジャッジメント7の社長にしてメインプログラマー。
やることなすこと語ること、全てが下ネタという生粋の変態。
彼が作り出すゲームキャラクターもひたすらに変態的。
一方で、実は学生時代から天才的なプログラマーであり、
変態的と揶揄されるほどのそのプログラム技術は、タチアナも舌を巻くほど。


・???
シナリオのカギを握る謎の少女。
とても魅力的なキャラクターです。

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〇システム〇
基本的なシステムはオーソドックスな読み物タイプ。
シナリオは基本的に一本道ですが、途中の選択肢によって、
終盤の展開が分岐し、キャラ個別エンドも用意されています。
また、選択肢は一般的な物以外に、ニコニコ動画のコメントよろしく、
選択肢が画面上を流れてくる、という特殊なものもあります。
通り過ぎてしまうと選ぶことは出来なくなってしまうので、
ノリと思い切りの良さも必要になってきます。
ただ、シンプルに考えれば制限時間付きの選択肢、
という以外の意味は無いので、微妙といえば微妙かもですが。

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〇グラフィック〇
夏の爽やかさを演出するような淡い色合いのグラフィックが特徴。
立ち絵も一枚絵も背景も、塗りが繊細で非常に綺麗です。
この手のゲームではあまり見かけない質感なので、
本作独自の世界観構築に一役買っています。
現実に存在する浅草を舞台にしているだけあって、
背景の緻密さは一見の価値アリ。

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〇サウンド〇
・BGM
軽快で爽やかさと温かさのある曲が多く、独特の雰囲気があります。
特に日常パートで流れる曲は耳に残るメロディーが多く、
聞いていて明るい気分になれるものが多くて素敵でした。
個人的には「ジャッジメントカフェ」と「平凡DAZE」がお気に入り。

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・ボイス
本作は全編フルボイスとなっています。
個性的なキャラクターが多いのですが、声優さんの熱演もあって、
(一部は怪演もあって)非常に印象的な仕上がりになっていました。
特にイルカ二号さんは炸裂する奇声が凄まじく、
ドン引きもとい声優さんノド大丈夫かな?と心配になるレベル笑

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〇その他〇
テンポの良いキャラの掛け合いと、明るいBGMやグラフィック、
そして不気味な陰謀を奇想天外に打ち破る怒涛の展開が魅力の一本。
とにかくキャラクターが全員個性的で、読んでいて楽しい作品です。
一部凄惨なシーン等もありますが、その凄惨さに対して、
ジャッジメント7の面々が独自のノリで立ち向かい、
強引に解決してしまう展開は、なかなかに爽快でした。
正直、こんなメンバーで仕事出来たら楽しいだろうな、
と、ちょっとうらやましく思ったくらいです。
早く仕事を終わらせて本作の合宿シーンをプレイしたくて、
仕事が手に付かなかったことすらありました笑

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物語の全体的なノリは完全にギャグ主体のラノベ系で、
大事件発生→実はこんな対策で解決しちゃったぜ!!
さらなる大事件発生→いやいや、こんな解決策あるぜ!!
さらにさらに大事件……という感じで、やや強引というか、
お約束的でご都合主義的な部分もあります。
ところが、本作ではそんなご都合主義すらも、
個性的すぎるジャッジメント7のメンバーのせいで、
妙な説得力と爽快感があるから不思議。
むしろ、これくらい強引なノリの方が、本作の雰囲気にはあっているかも。

一方で、実は結構悲しくて切ないシーンも多く、
特にトゥルーエンドは切なさと優しさの入り混じった素敵な終わり方でした。
トゥルーエンドのヒロインが、なんともいじらしくて、可愛いです。

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・良点ポイント
 →テンポが良く奇想天外なストーリー
 →個性的すぎるキャラクター

・悪点ポイント
 →下ネタ・オタク要素全開なのでちょっと人を選ぶかも
 →キャラ別エンドのための周回はちょっと面倒

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○目安評価〇
 □オススメ度:★★★★★
  切なさと楽しさと熱さを味わえる良作。
  BGMやグラフィックの完成度も高く、
  個性的なキャラクター達も必見。

 □難易度  :★☆☆☆☆
  基本的に読み進めるだけなのでラクチン。
  ただ、トゥルーエンドにたどり着くには周回必要かも。

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穏やかな生活を夢見て日々を過ごす、ゲーマーです。
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