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「君の名は。」の物語について考えてみる(注意!!ネタバレ有!!)

先日、2016年の大ヒット映画「君の名は。」を初めて観たんですが、

これがなかなか面白くて、もうかなりの回数見直しています。

何度見ても、終盤の展開にドキドキしてしまいますね~。

そんな「君の名は。」なのですが、

実は内容的に結構謎のままになっている内容も多く、

夜眠る前に、あれやこれやとその謎を考察していました。

今回は、そんな中で想像した色んなことを書いてみます。




!注意!

今回の記事は、「君の名は。」と「シュタインズゲート」のネタバレを含みます。

特に「君の名は。」はネタバレ前に映画をみた方が絶対に良いので、

まだ映画を未見の人はこの記事はみないほうがいいです。というか見ないでください。マジで。

というか、少なくとも「君の名は。」を一度みていないと、

なんのことか全くわからない内容ばかりだと思います、ご注意ください。





なお、私は映画しかみておらず、小説版とかは読んでいないので、

単純に映画の画面から勝手に想像した内容になります。

記事の内容は、正解か間違いかはわかりません。ただの想像なので。

それと、繰り返しになりますが、この記事はネタバレ満載です。

映画みていない人は注意してください。


というか、映画みていないと、なんのことか内容が全く分からないと思います。




〇なぜ入れ替わりは起きたのか?その理由は?

これ、物語の根幹なんですが、説明がほとんど無いため、結構な謎になっています。

誰が?なぜ?どうやって?という説明は劇中にはほぼない、と言って良いと思います。

なので、自分なりに劇中の様子から想像してみました。

多分ですが、入れ替わりを起こしたのは、

宮水神社の御神体(以下「つなぎの神様」と仮称)だと思います。

つなぎ(=人や物のつながりや時間そのものの連環)に係る神様ですしね。

あ、ちなみに、「つなぎ」というのは、糸守の「氏神様」ということらしいで、

宮水神社の神様と同じかどうかはよくわかりません。

もしかしたら全く別の存在なのかも?日本には八百万の神様がいますし。

でも、そう考え始めると話が前に進まないので、

とりあえず、同じ、あるいは、同じ性質、を持っているってことで考えることにしました。


じゃぁ、なぜ神様は人間の入れ替えなんてことをしたのか?という理由ですが、

これは恐らく、糸守を守るため、だったんじゃないかと思います。

劇中、おばあちゃんが「自分も過去に夢をみた(入れ替わりを体験した)」

と語るシーンが登場します。ヒロインの三葉さんだけではなく、

三葉さんの母(二葉さん)も、その母(=おばあちゃん)も体験した、と。

つまり、宮水神社の人は代々入れ替わりを体験している可能性が高い、ということ。

ここから想像できるのは、つなぎの神様は過去からずっと、日本全国を見回して、

糸守の力になってくれそうな人を発見したら、宮水神社の人間と接続させ、

二人を引き合わせていたんじゃないか、と思うんです。

そうやって糸守にやってきた人が、糸守を守り、繁栄させてくれる、と。

例えば、三葉さんのお母さんも入れ替えを経験したらしきことが示唆されていますが、

その相手は、三葉さんのお父さんだったんじゃないかな、と思います。

お父さんは二葉さんに先立たれてしまい、神職を捨て町長として政治の道を歩みます。

つなぎの神様は、実はそうなることを見抜いていたのかもしれません。

よくよく考えてみると、彗星衝突時、町民を大避難させるためには、

三葉さんやその友人達の力だけではどうにもなりませんでした。

消防を動かすために、町長の力は必須だった。

そして、三葉さんのお父さんが町長になっていたからこそ、

「町長の説得」が「父親の説得」というより取り組みやすい形になった。

まさしくその時のために、三葉さんのお父さんは、糸守町にやってきたのかも。

……というのは、考えすぎでしょうか。


映画を観ていて、男性主人公の瀧君がなぜ入れ替わりの対象となったのか、

理由が全く描かれておらず、わからなかったのですが、

多分瀧君も、糸守を守ることの出来る人として、神様の目にとまったのかも。

目にとまった理由は、ただの運命だったのか、それとも意思の力を見抜いたのか、

その辺は分かりませんが。





〇なぜ彗星墜落という大災害に、二人とも気が付かなかったのか?

劇中、結構長い期間にわたって、瀧くんと三葉さんは入れ替わっていました。

そこでどうしても不思議だったのが、

なぜそれだけ長期間入れ替わっておきながら、

「彗星衝突」や「時間の食い違い」に、二人ともが気が付かなかったのか?という点。

例えば瀧くんは三葉さんに入れ替わっている間、

カレンダーやテレビの彗星接近ニュースを見れば、

時間の食い違いにはすぐに気が付いたはずですし、

三葉さんも瀧くんに入れ替わっている時、彗星衝突という大災害の情報は、

テレビやネットや日常会話で幾らでも触れる機会があったでしょう。

入れ替わっていた時の情報は目覚めた後、不鮮明になっていくとはいえ、

メモなどで情報を残して、気が付くヒントには出来るはず。

なのに、いよいよ事が急を要する寸前まで、まったく気が付かない……。

考えれば考えるほど、おかしい、と思ってしまうのです。

なので、理由を色々考えてみたんですが、

これはおそらく、「世界」がフィルターをかけているからじゃないか、と思います。


ADVの名作シュタインズゲートでは、タイムトラベルによる歴史矛盾の発生について、

「世界線の収束」という仕組みで説明をしていましたが、それと同じような感じです。

歴史改変があっても世界が自動的に軌道修正して、一定の結果に収束してしまう、

つまり、歴史改変というエラーが出ても、世界がそれを排除してしまう、というものです。

このせいで、シュタインズゲートのヒロインの一人「まゆり」さんは、

死を免れることができないという過酷な運命を背負うことになってしまいました。

言ってみれば、世界のルール、因果律の強制、というやつでしょうか。


「君の名は。」の物語でも、似たような仕組みで、

世界がルールに基づき、エラーを排除しようとていたのではないか、と思います。

つなぎの神様が時を越えて二人を接続(入れ替え)たとしても、

入れ替わっただけでは、多少の混乱や行動の変化こそあれ、

歴史の変更などの大きな矛盾が発生することはありません。

が、二人が彗星衝突を察知して対策に走る、ということになれば、

かなり大きな変化(エラー)が生じてしまいます。

つまり、二人が彗星衝突と時間のズレに気が付くということ自体が、

世界にとってエラーであり、排除されてしまう、というわけです。

で、その排除がなぜ「フィルター」なのか、ですが、

これは二人の入れ替わりの仕組みを想像した結果です。

おそらく二人は中身が実際に入れ替わっているわけではなく、

魂そのものは本来の身体にとどまったまま、

ネット中継みたいに感覚や意識だけが相手に接続されている、

のだと思います(だからこそ「夢をみている」という感覚になる)。

いってみれば、ゲーム機本体にソフトをDLして遊んでいるわけではなく、

ソフト自体はサーバー側に存在しており、

ゲーム機は映像だけをストリーミングして、

あたかもゲーム機側で動作しているようにみせている、という……分かりづらいですかね汗

二人は相互にサーバー側とゲーム機側の役割をしており、

神様のネット回線で接続されている、というわけです。

しかし、ネット回線というのはフィルタリングがつきものです。

たとえば三葉さんが、瀧くんの身体で彗星の情報を見聞きしていたとしても、

エラーを検知した世界のフィルターが勝手に情報を排除してしまい、

三葉さんそのものには届かなくなってしまう、ということ。

だから、目にしていても、気が付かない。気が付くことは出来ない。

再度ゲームで例えるなら、

サーバー側では部位欠損モリモリの処理をしていたとしても、

映像処理する間にゴア表現規制のフィルターがかかってしまい、

ストリーミングされるゲーム機の映像では、部位欠損が無くなっている、

といったイメージです。

つなぎの神様は、世界を誤魔化して二人をなんとか接続し、

当たり障りのないやりとり程度をさせることはできても、

大きなエラーの情報までは、ごまかすことができない、のではないでしょうか。

だから、二人が入れ替わりに気が付く程度は問題なくても、

大きなエラーの原因となる彗星衝突の情報等は、排除されてしまい、

二人はギリギリまで気が付くことが出来なかった、と。

まぁ、ただの想像ですが。






〇なぜおばあちゃんに指摘された途端、入れ替わりが解除されたのか?

これも謎なんですが、多分、前述の内容に関連して説明できそうです。

入れ替わりの当事者である二人については、神様が接続を管理しています。

その当事者二人自身が入れ替わりに気が付く程度であれば、

二人の接続を管理している神様が、世界を誤魔化すことができるので、エラーにはなりません。

が、神様が管理する二人以外の「第三者」が入れ替わりに気が付いてしまうと、

神様も手は回せなくて、世界が瞬時にエラーとして発見してしまう、と。

で、見つかった途端、エラー修復のため、接続は解除されてしまう。

だからこそ、ご神体参りをした後、おばあちゃんに「三葉、おまえ、夢をみているね?」

と指摘された(気づかれた)瞬間、入れ替わりが終わってしまった、のかも。


ただ、その後の「最後の入れ替わり」の時は、三葉さんのおばあちゃんや、

お父さんにまで気が付かれてしまったのに、解除はされませんでした。

それはなぜかというと、あの入れ替わりは、

瀧くんが三葉さんの「くちかみ酒を」飲んだことで、

接続が普段よりも強化されており、神様も無敵モードだったから、ではないでしょうか。

「くちかみ酒」は三葉さんの半分だ、と劇中でも語られています。

その「半分」を、直接、口にしたわけですから、効果の程は抜群でしょう。

いってみれば、三葉さんの「くちかみ酒」はFFの英雄の薬みたいなもの。

神様が無敵状態になったので、

二人が時間のズレや彗星の真実に気が付いてしまい、

その上でおばあちゃん達第三者に入れ替わりと気づかれる、

という深刻なエラーが連発されたにも拘わらず、

神様はそのエラーを誤魔化すことができてしまった、と。






〇なぜ、かたわれ時に二人は出会えたのか?

「かたわれ時」というのは、糸守の方言で、一般的に言う黄昏時のことです。

夕暮れで視界が悪くなる時間、人や世界の判別がつきにくくなる時間であり、

それゆえに「誰そ彼」や「彼は誰」の時間とも言われていました。

そしてそれは、この世ならざるモノと遭遇する時間、でもあります(この辺は劇中でも解説されています)。

これは言ってみれば、前述の「世界のルール」が一時的に弱体化する時間、なのかもしれません。

その上で、「くちかみ酒」の効果でつなぎの神様も無敵状態だったので、

ふたりを直接引き合わせることすら可能になってしまった、のかもしれません。

ただし、二人を引き合わせた時点で無敵効果は使い果たしてしまい、

かたわれ時が終わった瞬間に、接続は解除されてしまった、ようにも見えます。

英雄の薬って、効果時間短いですしねぇ。



〇なぜ最後に二人は出会えたのか?

なぜって、そりゃ運命だよ!!

なんせ場所は東京、人の多さは世界有数です。

そんな場所で再会できたなんて、これを運命を言わず、なんと言う!?

……ってこれじゃぁ考察になりませんね。

ただ、これって、偶然が引き起こした運命的な再会、とかではなく、

二人は「再会すべくして再会した」んじゃないかな、という気がします。

彗星衝突を乗り越えた後、二人は当時の記憶を殆ど失ってしまいました。

これは、世界が二人の記憶をエラーとして修復してしまった、

ということになると思います。

が、それでも極僅かな記憶が感覚として残っていました。

これって、実はつなぎの神様が、

二人を必死で繋ぎとめようとしていたから、なんじゃないでしょうか。

彗星の衝突で神社は消滅し、つなぎの神様も大きく弱体化した。

でも、人々を救うために奔走した二人のために、

神様はなんとか二人をつなぎとめようとしていた。

だから、二人には僅かな記憶が感覚として残り、

朝起きるとなぜか泣いていたり、常に何かを探し続けているような気がした。

そうやって、神様が毎日少しずつ二人を引き合わせようと奮闘した結果、

ニアミスを繰り返し、最後にようやくめぐりあうことが出来た、と。

なんとなく、そう思います。

だってあれだけ人が多い東京で、そう何度もニアミスなんてできないでしょうし、

これはもう、神様が超頑張っていたとしか思えない。

とまぁ、そういう意味で、二人は再会すべくして再開した、のだと思います。

まさしく、神様の導いた運命、なのかも。










とまぁ、色々書きましたが、全て私の想像です。

こうやって色々考えることが出来るのも、この映画の面白さ、なのかもしれません。

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